歯並びが悪くなる主な原因
主に、遺伝による骨格の先天的なもの、悪習癖によってどんどん悪くなっていくものに分けられます。実は歯並びが悪い方の原因のほとんどは悪習癖による後天的なものがほとんどなのです。
悪習癖とは
悪習癖は、口呼吸であったり、指を口に入れる指しゃぶりであったり、舌で前歯に力をかけたりと様々です。特に歯並びを悪化させる要因として大きい舌の癖の事を舌癖(ぜつへき)といい、こういった悪習癖が長期間続くことで、歯並びは次第に悪化していきます。また、食生活も影響があると言われています。近年、食の欧米化によって硬いものを食べる機会が減りました。軟らかい食べのもばかり食べることを軟食といい、こうした生活習慣も歯並びに影響を与えています。
MFT(トレーニング)
の重要性
上記で述べたように、悪習癖による後天的な原因で歯並びは悪化していく。というのを、トレーニングを通してなおしていくという考え方の元、MFTを指導させて頂いております。
MFTとは
MFTとは、「口腔筋機能療法」といい、舌や唇、頬のようなお口の周りのトレーニングを通して筋肉のバランスや舌癖を正しく整えていく治療方法です。実は、矯正治療後の患者様でも、こういった悪習癖が重なると治療した歯並びが後戻りしてしまうということもありうるのです。MFTは、舌癖に特化したトレーニングで、舌癖というのは普段の生活では気づきにくいものです。しかし、矯正治療を受けられる患者様の多くに舌癖を見受けられるため、歯並びが気になるという方は、当院へ一度お尋ねください。多くの矯正治療に携わっている医師が診察いたします。
トレーニングについて
患者様を診断したあと、それぞれに適したトレーニングを提案させていただきます。MFTは、専門の講習を受けたスタッフが対応し、一緒に適切にトレーニングできるように練習します。その後、ご自宅で行えるトレーニングを(一日数回程度)行っていただき、再度歯医者へお越しいただいた時に舌癖の改善具合を確認し、さらに別のトレーニングを練習します。これを繰り返すことで、舌癖を是正し、お口周りの筋肉のバランスを整えていきます。
まとめ
- ・歯並びの乱れは悪習癖による原因がほとんど
- ・矯正治療が完了しても悪習癖が残っていれば後戻りの可能性がある
- ・悪習癖の中でも、MFTは舌癖に特化したもの
- ・トレーニングは一日に数回程度のもので、専門のスタッフが指導する