ガタガタの歯並び・八重歯(叢生)の特徴や治療例

歯がガタガタ・八重歯

歯がガタガタ・八重歯

叢生(ガタガタの歯)

叢生(そうせい)とは

叢生(そうせい)とは、個々の歯の位置がズレてしまったり、捻転(ねじれ)を起こしたりして歯並びがデコボコになったり、重なり合ったりしている状態です。八重歯(やえば)も、この叢生の一種で、本来生えるべき位置に犬歯が生えずに外側に飛び出したようになってしまっている状態です。

叢生の原因

現代の日本人は、よく昔と比べて歯並びが小さくなったといわれます。その背景には、硬いものを食べない(軟食)食生活の変化が関係しています。 つまり、「よく噛まない」ことが原因です。 これは傾向としても明らかで、元々歯が大きかった種族ですから、歯並びが小さくなったことで生える歯のサイズと歯並びがマッチしないことで 永久歯が生えてくるスペースが確保できず、色々な方向へ生えてしまうことが原因とされています。

隙間なくきっちり並んだ乳歯列
注意が必要

上記理由から、乳歯がきっちり隙間なく並んだ状態から、成長するにつれて永久歯へと生え変わるとスペースがなくなってしまい(永久歯は乳歯より大きい)、ガタガタ、デコボコになってしまうので注意が必要です。 その他では、外傷や、指しゃぶりなどの悪習癖も影響があると言われています。

問題点

  • 虫歯、歯周病のリスクが上がる。(歯磨きが行いにくい)
  • 咀嚼の効率が悪くなる。(咀嚼能率の低下、咬合力の低下)
  • 見た目に影響する。

※ 歯並びの状態は一人一人違います。
そのため治療例は個人差があります。

症例1

主訴:八重歯とガタガタな歯並び
診断名:叢生
年齢:26歳
治療に用いた主な装置:マルチブラケット装置
抜歯部位:上顎左右第一小臼歯、下顎第二乳臼歯
治療期間:約24ヶ月
治療費用:おおよそ50万円
リスク副作用:
・矯正装置による痛みや違和感を感じることがあります。
・矯正治療後、保定装置の未装着や悪習慣などにより後戻りすることがあります。
・治療中、歯磨きが難しくなることで虫歯や歯肉炎に罹患しやすくなります。
・使用する装置の中には完成物薬機法対象外の矯正歯科装置も含まれており、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

症例2

主訴:ガタガタな歯並び
診断名:重度の叢生
年齢:16歳
治療に用いた主な装置:マルチブラケット装置
抜歯部位:上下左右第一小臼歯
治療期間:約22ヶ月
治療費用:おおよそ50万円
リスク副作用:
・矯正装置による痛みや違和感を感じることがあります。
・矯正治療後、保定装置の未装着や悪習慣などにより後戻りすることがあります。
・治療中、歯磨きが難しくなることで虫歯や歯肉炎に罹患しやすくなります。
・使用する装置の中には完成物薬機法対象外の矯正歯科装置も含まれており、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

リスク・副作用

  • ・矯正装置による痛みや違和感を感じることがあります。
  • ・矯正治療後、保定装置の未装着や悪習慣などにより後戻りすることがあります。
  • ・治療中、歯磨きが難しくなることで虫歯や歯肉炎に罹患しやすくなります。
  • ・使用する装置の中には完成物薬機法対象外の矯正歯科装置も含まれており、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。